ハワイへ移り住んだ日本女性の歴史や、同地で生まれた日系女性がどのように生きてきたかを伝えるドキュメンタリー。ハワイ在住の多くの日系2世による貴重な証言を集め、親の移民の様子や家庭での母親の役割、心情などを明らかにする。 1800年代終盤から1900年代初頭にかけて、「写真花嫁」として結婚のためハワイへと渡った約2万人の日本女性。そんな彼女たちの仕事や家庭での役割、息子が米国軍人として戦争に行った際の母としての心情や行動は、どのようなものだったのか。また、そんな母たちの背中を見て育った2世の女性たちも、幼いころからサトウキビ畑で働き、10代でメイドとなるといた苦難の道のりを歩んできた。社会進出の進んだ現在では、政治や教育などでも活躍する日系女性も増えているが、ハワイ社会に貢献し奉仕した日系女性たちの価値観を通して、真の日本人とはどのようなものかを問いかける。
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